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共同通信
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【アダナ(トルコ南部)共同】トルコで6日に発生した大地震で、南部アンタキヤで倒壊した住宅の中から約101時間後に救出されたタネム・オクルさん(8)が11日、搬送先の南部アダナの病院で共同通信の取材に応じ「暗くて怖かったけど諦めなかった」と話した。医師によると、健康状態は良好という。
「水が飲めないのが一番つらかった。何度か泣いた」とタネムさん。一緒に救助された父ジェムさん(42)によると、倒れた二つのたんすがもたれかかってできた空間で、2人で抱きしめ合いながら耐えていた。
ジェムさんは暗闇でおびえるタネムさんとじゃんけんや手遊びをして励ました。「もし死んでも、生きて出られても一緒だよ」と声をかけるタネムさんに勇気づけられていたとも語った。