カナダ領空で撃墜は小型気球か

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共同通信
1月、記者会見するカナダのトルドー首相=オタワ

 【ニューヨーク共同】米フォックステレビは12日、米政府高官の話として、カナダ領空で撃墜された正体不明の飛行物体は「小さい金属製のような気球に物体が結び付けられていた」と説明。同テレビはこの物体が円筒形をしていたとの見方を示した。カナダ軍は残骸を回収し、分析を進める方針。

 カナダのトルドー首相は11日、北部領空を正体不明の飛行物体が侵犯し、米国とカナダの防衛組織、北米航空宇宙防衛司令部の戦闘機が撃墜したとツイッターで明らかにした。カナダのアナンド国防相は記者会見し「小さな円筒のような物体」が、高度約1万2千メートル上空を飛行、民間機への危険があったため撃墜したと説明した。