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共同通信
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【台北共同】12日付の台湾紙、聯合報は、中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室トップの宋濤主任が台湾野党、国民党の夏立言副主席(副党首)と会談した際、台湾独立志向の与党、民主進歩党(民進党)の訪中を歓迎すると述べたと伝えた。中国は融和イメージをアピール、来年1月に予定される総統選に向けて台湾社会の分断を図る狙いだ。
宋氏は「一つの中国」原則に基づく「1992年合意」と台湾独立反対を受け入れることを訪中の条件とした。一方、蔡英文政権は「(中台は)互いに隷属しない」として「一つの中国」を認めていない。