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共同通信
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【北京共同】中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は13日、停止している台湾の農水産品の輸入を再開する方針を示した。中国国営中央テレビが伝えた。来年の台湾総統選で反中的な世論が盛り上がらぬよう、融和イメージを演出する狙いとみられる。
朱氏は「中国は常に台湾の農民と漁民の利益を重視してきた」と強調した。具体的な解禁時期は明らかにしていない。
中国は安全性などを理由に、2021年以降、パイナップルや高級魚ハタやアジ、タチウオなどを順次禁輸対象とし、台湾独立志向の与党民主進歩党(民進党)に圧力をかけてきた。