スーパーボウルでチーフス競り勝つ
マホームズ、「NFLの顔」に
米フットボール(NFL)の王座決定戦「スーパーボウル」が12日、アリゾナ州グレンデールで行われ、カンザスシティー・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスに38対35で競り勝った。13日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。
チーフスのクオーターバック(QB)は今季の最優秀選手(MVP)に輝いたパトリック・マホームズ。この日も182パスヤードを稼ぎ、タッチダウンを3回決めた。前半終了間際、1月に負傷した足首にタックルを受け、顔を歪める場面もあった。ハーフタイム時に鎮痛薬の注射を受けてカムバックし、14対21の前半から逆転勝ち。「逆境にあるほど、よいプレーができる」と述懐している。バッファロー・ビルズのセーフティ、ダマー・ハムリンが試合中に心停止になるなど選手の健康が問題となった今季もこれで終幕。スーパーボールを7回制覇したトム・ブレイディが「永遠に」引退すると発表した今、マホームズは新しい「NFLの顔」になりつつある。
ハーフタイムでは世界の歌姫リアーナが登場。真っ赤なコスチュームで10曲以上歌った。コスチュームは、胸となだらかな腹部を強調しており、ハーフタイム終了後、2度目の妊娠を公表した。男子スポーツの祭典であるものの、国歌に手話がつくなど、女性や体が不自由な人にもメッセージを送る作りだった。
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