ウクライナ、春に対ロシア攻勢か

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共同通信
14日、ブリュッセルで記者会見するオースティン米国防長官(ゲッティ=共同)

 【ブリュッセル共同】オースティン米国防長官は訪問先のブリュッセルで14日、ロシアの侵攻を受けるウクライナが「春には攻勢に転じるとみられる」と述べた。弾薬不足の解消が急務だとし、支援を各国に促した。ブリュッセルでは北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合が開幕。2日間の日程で支援の加速を確認する方針だ。

 国防相会合に先立ち、オースティン氏はウクライナの防衛支援を協議する関係国会合を開いた。終了後の記者会見で、大規模攻撃が警戒されているロシア軍の動きについて「新兵を多数投入しているものの、多くは訓練が不十分で装備も整っていないため致死率が非常に高くなっている」と指摘した。