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共同通信
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【ハタイ県(トルコ南部)共同】トルコ・シリア大地震は14日、発生から9日目となった。がれきの下敷きとなったままの人も多いとみられるが、トルコで相次いだ生存者の救出報道は減り、一部で捜索が終了した被災地域もある。難航する救助活動は厳しい段階に入っている。
両国当局などによると、確認された死者は3万5千人以上。3万7千人に達したとの報道もある。行方不明者数は不明。
アナトリア通信によると、トルコ南東部アドゥヤマン県で18歳男性が、南部カフラマンマラシュ県で生存者2人が、地震から190時間以上たった後で救出された。
トルコ当局によると、大きな被害が出た同国南部・南東部の10県のうち、これまでに南部キリス県と南東部シャンルウルファ県で捜索が終了。ソイル内相は13日、カフラマンマラシュ県の七つの地域で救助活動が終わったと述べた。
トルコではがれきの撤去作業も進み、一時避難所が各地に設置された。ただ、支援の遅れに不満を強める被災者は多い。