空港反対派のやぐら、強制撤去へ

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共同通信

 成田空港の誘導路脇の農地に空港反対派が設置したやぐらなどが、15日にも強制撤去される見通しとなった。空港関係者への取材で14日、分かった。農地の明け渡しを求める成田国際空港会社(NAA)が起こした訴訟の判決で、強制執行が認められていた。裁判所の執行官が撤去する。空港用地内での強制執行は2017年5月以来。

 農地はB滑走路の誘導路近くの計約4600平方m。反対派の市東孝雄さん(72)が耕作し、廃港を主張する三里塚・芝山連合空港反対同盟北原派が、やぐらや看板などを設置していた。

 東京高裁は昨年9月、一審に続きNAAの請求を認め、判決確定前に強制執行できる仮執行宣言を付けた。