コロナ免疫に汚染物質が影響

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共同通信

 世界各地で汚染が報告される有機フッ素化合物のうち一部の血中濃度が高い人は、新型コロナウイルス感染後の抗体価が低い傾向にあるとの分析結果を米マウントサイナイ医大の研究チームが15日までにまとめた。コロナに対する免疫の働きが阻害されているとみられる。感染した妊婦約70人を調査して判明した。

 チームは「有機フッ素化合物に免疫毒性がある証拠が積み重なった」と指摘した。他の感染症を対象とした研究でも同様の報告があるという。

 有機フッ素化合物は数千~1万種類以上あるとされ、日本でも環境中や人の血液から検出される。