「明確なウクライナ支持を」

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共同通信

 ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ドイツで開幕した第73回ベルリン国際映画祭の開幕式でオンライン演説し、ロシアの侵攻を批判し、ウクライナを支持する立場を明確にするよう芸術家や映画制作者らに訴えた。AP通信が伝えた。

 ゼレンスキー氏はベルリンの壁に言及し、ロシアがウクライナの一部領土を占領し「自由と奴隷制を分ける壁」を建設しているとし、世界が沈黙すれば「悪の声はより大きく、説得力を持つ」と強調。無関心にならないよう求めた。

 映画祭では米俳優ショーン・ペン氏がウクライナで撮影し、ゼレンスキー氏も出演するドキュメンタリー映画「スーパーパワー(超大国)」が初上映される。