Published by
共同通信
共同通信
16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比431.20ドル安の3万3696.85ドルで取引を終えた。朝方発表された米卸売物価指数の伸び率が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが加速することへの警戒感からほぼ全面安の展開となった。
1月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数の前年同月比上昇率は6.0%と、市場予想の5.4%を上回った。インフレ抑制のためFRBが高水準の政策金利を長期間維持するとの見方が強まり、景気の先行きを懸念した売り注文が膨らんだ。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も反落した。