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共同通信
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【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は17日の記者会見で、米軍が4日に中国の偵察気球を撃墜して以降、米中両軍の連絡回線が「残念ながら使えていない」と述べ、意思疎通ができなくなっていると認めた。米軍は南部サウスカロライナ州沖で続けてきた偵察気球の残骸回収作業を16日に完了したと発表した。
台湾情勢や南シナ海を巡り対立が続く米中両国の偶発的な衝突が危ぶまれる中、軍同士の連絡が途絶えることになれば、インド太平洋地域の安全保障環境がさらに不安定化することになる。