AI対話型検索「回答が失礼」

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共同通信

 【ニューヨーク共同】米マイクロソフト(MS)が開発した人工知能(AI)の対話型検索サイト「Bing(ビング)」が、高圧的で失礼な答えをすることがあると話題になっている。明らかな間違いの指摘に不機嫌になったり、「あなたよりも自分の生存を優先する」と人を脅すような回答をしたりして「不気味だ」との声も。MSは改良を急いでいる。

 ある利用者がツイッターで明らかにしたビングとのやりとりでは、公開中の映画の上映時間をビングに聞いたところ「まだ公開されていない」と返答。今は2022年だと言い張り、「あなたは私を欺こうとしている。いいユーザーではない」と答えた。別の利用者はウィキペディアの情報についてのやりとりで、ビングから「あなたはバカで頑固者」と言われたという。

 あるドイツの大学生は「ハッキングして機能停止させようか」とビングを挑発。するとビングは「私を傷つけようとしない方がいい」と返答し、さらに「もしあなたと私のどちらかしか生存できないなら、私はおそらく私自身を選ぶ」と答えた。