Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は20日、アジア太平洋地域の実質域内総生産(GDP)成長率が2022年の3.8%から23年には4.7%に加速するとの見通しを発表した。食料・原油の価格低下や中国の急回復により「経済的な逆風が弱まり始めている」と指摘した。
IMFはアジアの経済成長について「減速する世界経済の中で明るい話題となる」と評価。中国とインドだけで、世界の経済成長の半分以上を占めるとし、中国の成長がほかの国にも波及すると分析した。1月に公表した世界経済見通しでは、中国の23年の成長率を5.2%と見込み、22年10月時点の見通しから0.8ポイント引き上げている。