衆院4補選、自民候補内定

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共同通信

 自民党は20日、4月の衆院千葉5区、山口2区両補欠選挙で新人の擁立方針を固めた。和歌山1区、山口4区と合わせ4補選の候補が事実上内定した。勝敗は、内閣支持率が低迷する岸田政権の行方を占う。野党は千葉5区で立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主各党の候補が乱立。他の3選挙区では擁立作業が遅れている。

 4補選は、統一地方選後半戦と同じ4月23日に投開票される。自民は20日、千葉5区で元国連職員の英利アルフィヤ氏(34)の擁立方針を確認。山口2区では、党県連が岸信夫前防衛相の長男信千世氏(31)の公認を党本部に申請した。和歌山1区は門博文元衆院議員(57)が出馬する方向で、山口4区は元下関市議吉田真次氏(38)の公認が決まっている。

 4補選では、防衛費増額に伴う増税方針や物価高、少子化対策、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などが問われる。結果は、岸田文雄首相の衆院解散の判断にも影響するとみられる。自民は4議席獲得へ全力を挙げる。

 4補選は旧区割りで行われる。