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共同通信
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インド南部ベンガルールで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議の主要議題が20日、固まった。世界経済の減速や新興国の債務問題を協議する。実効性のある対策を盛り込んだ共同声明を採択できるかどうかが焦点となる。ウクライナに侵攻するロシアがメンバー国で、日米欧は改めてロシアを非難する方針。G20としての意見集約は難航しそうだ。実質的な討議は24、25日に行う。
昨年11月に開かれたG20首脳会議は世界経済の成長に向け、食料とエネルギーの安全保障の促進や、貿易と投資の増加を訴えた首脳宣言を採択した。今回の財務相会議が、さらに踏み込み成長への具体策を打ち出せるかどうかが問われる。