ウクライナ東部「前線は動かず」

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は21日のビデオ声明で、激戦が続く東部のドネツク、ルガンスク両州でロシア軍が大きな損失を出しながらも猛攻を続けているとした上で「前線は動いていない」と主張、防衛を続けているとの認識を示した。

 軍幹部から前線の報告を受け、ドネツク州の要衝バフムトやリマン、アブデーフカで激しい攻撃を受けるウクライナ兵を支援するため「あらゆることをしている」と述べた。

 21日に南部ヘルソン市への砲撃で民間人が死傷したことについて「テロ国家は住宅や学校、病院に砲弾を発射するということを世界に伝えた」と非難した。ウクライナ軍によると砲撃で6人が死亡した。