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共同通信
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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の駐日事務所代表に1月着任した伊藤礼樹氏が21日、東京都内で記者会見し、トルコ・シリア大地震によって、シリア難民を多く受け入れてきたトルコの人々も「被災して家を失い、同じく避難所にいる悲惨な状況だ」と述べ、迅速な支援の必要性を訴えた。
伊藤氏によると、トルコはこれまでに内戦下のシリアやアフガニスタンなどから約380万人の難民を受け入れ、世界一のホスト国。
大地震の支援遅れが懸念されるシリア北西部の反体制派地域については、トルコ側からの搬入ルートが増えたことで、16日時点で国連の物資トラック143台が入った。