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共同通信
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東京都狛江市の住宅で1月、住人大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、防犯カメラの映像などから、実行役が乗ったとみられるレンタカー2台が事件後にいったん神奈川県に向かい1人を降ろした後、再び現場周辺に戻っていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。その際、うち1台を乗り捨てていた。
警視庁調布署捜査本部は、実行役らが逃走手段や経路を複雑にし、捜査のかく乱を狙った可能性があるとみており、22日に強盗殺人容疑などで逮捕した男らを調べる。
捜査関係者によると、1月19日昼過ぎ、大塩さん宅近くから白色のレンタカーが逃走。大塩さんは全身に暴行を受け正午ごろに死亡したとされ、直後とみられる。車は市内の別の場所に止めていた銀色のレンタカーと共に神奈川県に向かい、実行役の1人とされる野村広之容疑者(52)とよく似た男を降車させた。2台はその後、現場周辺に戻り、白色の車は近くのコインパーキングに放置。銀色の車は東京都北区の宿泊施設に向かった。