MTA、幅広の改札口を新たに導入へ
地下鉄各駅、車いす利用者らの利便性向上
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は21日、地下鉄の駅で車いす利用者が容易に通行できるための幅が広い改札口を試験的に設置することを明らかにした。クイーンズ区のサトフィン・ブールバード、アーチャー・アベニュー両駅、ブルックリン区のアトランティック・アベニュー、バークレイズ・センターにそれぞれ今春設置する。amニューヨークが伝えた。
現状では、車いすの乗客は、200カ所に設置済みの「オートゲート」からの入退場を余儀なくされている。周辺からは、今回の試験的設置によって、障害者が他の人と同様に改札を使用するための一つのステップにつながるとの声が上がっている。
同様の幅広な改札口は、ワシントンDCをはじめ、サンフランシスコ、ロンドンなど世界の主要都市では既に導入されているものの、ニューヨーク市での導入は遅れていた。MTAは2021年、向こう数年間で2500万ドルをかけて200に上る駅にこうした改札を設置すると発表している。
こうした幅広な改札口は、車いす利用者に限った話ではない。MTAの関係者は、ベビーカー利用者や、自転車を持った人、大型のスーツケースなど多くの荷物を抱えた人たちにとっても、利便性が向上するとしている。
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