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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナは24日、ロシアによる侵攻開始から1年を迎えた。ゼレンスキー大統領は「悪はまだ存在している。私たちは必ず勝つ」と述べ、ロシアに占領された全領土の奪還を誓った。ウクライナのほか、日本を含む世界各国で、戦争犠牲者への追悼行事や反戦デモが行われ、連帯を表明。国連総会はロシア軍の即時撤退を求める決議案を採択した。米国が新たな対ロ制裁や軍事支援を決めるなど、G7はロシアへの圧力をさらに強める。
ゼレンスキー氏は24日公表のビデオ声明で「数百万人が降伏ではなく、立ち向かうことを選んだ」と国民が結束したことに謝意を表明。侵攻初日を「最も長く、困難な日だった」と振り返り、最初の3日間を持ちこたえたことで、世界のウクライナに対する認識が変わり転換点になったと強調した。昨年は痛みの年だったが、今年は勝利の年になるとした。
侵攻1年を迎えるに当たり、アジアや欧州でウクライナ支援行事が開かれた。ロンドンでは23日、ロシア大使館前に青と黄色のペンキがまかれ、巨大なウクライナ国旗が描かれた。