中国は武器供与の懸念に説明を

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共同通信
23日、国連総会の緊急特別会合で演説する林外相=米ニューヨーク

 林芳正外相は26日のNHK番組で、中国がウクライナに侵攻するロシアへの支援として武器供与を検討しているとの米国の懸念を踏まえ「しっかりと中国には説明してもらわなければならない」と強調した。

 ロシアとウクライナの停戦に関しては「一方的な侵略が正当化されるような結論になれば禍根を残す。国際社会に誤ったメッセージを発することになる」として、ウクライナ側の意向を尊重すべきだとの考えを示した。

 同時に、国際社会には「ウクライナ支援疲れがある」と指摘。先進7カ国(G7)議長国として、支援継続に向けたG7メンバーや同志国の結束維持に尽力する決意も示した。