Published by
共同通信
共同通信
トヨタ自動車が27日発表した1月の世界販売台数は、前年同月比5.6%減の70万9870台だった。2カ月連続で前年実績を下回った。半導体不足による生産制約に加え、中国で今年は1月に春節(旧正月)の連休があり、販売店の営業日が減ったことが影響した。軽自動車を含めた国内販売は18.0%増の13万218台だった。
世界生産台数は8.8%増の68万9090台となった。前年打撃が大きかった新型コロナウイルス禍による部品調達難が和らぎ、2カ月ぶりに前年実績を上回った。国内生産は30.1%増の21万1572台に伸びたが、新車の供給不足は解消していない。
海外販売は9.7%減の57万9652台。中国は購入優遇策が終了したことも響き、23.5%減に沈んだ。北米は昨年12月に好調だったことで店舗在庫が減ったのが重しとなり、12.8%減だった。
海外生産は1.4%増の47万7518台。北米が前年大きく落ち込んだ反動で6.5%増だった一方、中国はコロナ禍による稼働調整も背景に25.9%減だった。