外国クルーズ来航、19年水準へ

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共同通信
長崎港に入港したクルーズ船から下りた中国人ツアー客ら=2018年1月、長崎市

 外国船社によるクルーズ船の日本来航が約3年ぶりに再開される3月、全国の主要42港への寄港回数が、新型コロナウイルス禍前だった2019年の水準に迫る見通しであることが26日、共同通信社の集計で分かった。既に22都道県の23港で計89回が予定されている。ほかの港も受け入れに向けた協議が進んでおり、19年3月実績(42港で125回)にさらに近づく可能性がある。

 自治体による誘致活動の成果に加え、中国が国際クルーズの受け入れを停止している影響で日本が受け皿になっていることなどが要因とみられる。ただ、19年のクルーズ訪日客総数(215万人)の出発国の8割は中国が占めていた。