Published by
共同通信
共同通信
【ロンドン共同】フィンランド国境警備隊は2月28日、隣国ロシアとの国境沿いにフェンスを設置するための工事を始めたと発表した。ロシアによるウクライナ侵攻後、徴兵を逃れるロシア市民らのフィンランドへの入国が急増。国境付近の緊張が高まったことを受けて設置を決め、昨年9月に計画の概要を明らかにしていた。
フィンランドは約1340キロにわたってロシアと国境を接している。国境警備隊などによると、フェンスの高さは約3メートルで、上部には有刺鉄線が取り付けられる。特に警戒が必要な同国南東部を中心に、今後3、4年間で全長約200キロにわたり設置する計画だ。