自民、道府県議選で過半数狙う

Published by
共同通信

 第20回統一地方選の41道府県議選と17政令市議選は28日、3月31日の告示まで1カ月となった。投開票は4月9日。共同通信社の2月28日現在のまとめで道府県議選には2984人が立候補を予定しており、競争率は1.32倍。政令市議選には1409人が出馬する見込みだ。自民党は道府県議選で、2015年、19年の統一選に続き今回の総定数2260の過半数獲得を目指す。野党も議席増加を目標に、候補者擁立などの準備作業を加速させている。

 自民は道府県議選で、1306人を擁立する予定だ。15年は総定数の50.5%、19年は50.9%の議席を獲得している。今回、過半数維持に失敗すれば、内閣支持率が低迷する岸田文雄首相のさらなる求心力低下も予想される。

 野党第1党の立憲民主党は244人で、水をあけられている。同じく民主党を源流とする国民民主党の46人と合わせても290人にとどまる。

 4月9日には、9知事選と6政令市長選も投開票される。