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共同通信
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全国各地の多くの公立高校で1日、卒業式が開かれた。文部科学省が2月に「卒業式はマスクを着用しないのが基本」と通知しており、マスクなしで入場し、笑みを浮かべる生徒がいた。素顔で門出を喜び合える機会となったが、着用したままの生徒も多く、子どもたちに抵抗感があることがうかがえた。
宮城県の仙台第一高では半数ほどの生徒がノーマスクで入場し、緊張した表情を浮かべた。ただ、国歌斉唱が始まると、全員がマスクを着用。卒業生の名前が一人一人読み上げられた際も、着けたままの生徒が多かった。
文科省の通知では、入退場や卒業証書授与などではマスクの必要がないが、校歌斉唱では着けるべきだとした。