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共同通信
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岸田文雄首相は1日の参院予算委員会で、LGBTを含む性的少数者への差別意識があるのではないかと問われ「私は差別という感覚を持っているとは思っていない」と述べ、否定した。同性婚を巡っては「国民に幅広く関わるという意味で、社会が変わっていく問題だ。だからこそ議論することが大切だ」と重ねて強調した。2023年度予算案を巡る参院での本格論戦がスタートした。
首相は、同性カップルに公的な結婚を認めないことを「不当な差別であるとは考えていない」とした2月28日の自身の答弁に関し「同性婚に関する規定を設けないことは、憲法に違反するものではないという考えに基づいて発言した」と説明した。立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。
杉尾氏は、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)行使の要件や、反撃能力保有に伴う日米の役割分担の変化などについて質問した。
辻元清美氏は、岸田政権が推進に転じた原発政策を取り上げる。防衛費増額や子ども予算倍増を巡り、首相の認識をただす。