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共同通信
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【ローマ共同】ギリシャ中部ラリサ近郊で2月28日夜、旅客列車と貨物列車が正面衝突し、少なくとも36人が死亡、80人以上が負傷した。救助活動は続いており、死者が増える可能性がある。ギリシャメディアが報じた。衝突で複数の車両が脱線し、火災も発生。地元当局者は「旅客列車の前方2両は完全に破壊された」と説明した。
捜査当局は人為的ミスの可能性もあるとみて捜査を開始し、ラリサの駅長(59)を逮捕した。過失致死などの疑いが持たれているという。
クレーン車を使った救助作業は難航した。在ギリシャ日本大使館によると、これまでに邦人が被害に遭ったとの情報はない。