トゥオン氏が国家主席に就任

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共同通信
2日、ベトナム国会で国家主席就任の宣誓をするボー・バン・トゥオン氏=ハノイ(VNA=共同)

 【ハノイ共同】ベトナムで2日、臨時国会が開かれ、ボー・バン・トゥオン共産党書記局常務(52)が国家主席に就任する人事を承認した。同日、式典が開かれ、正式に就任した。党最高指導部に当たる政治局メンバーの中で最年少。最高指導者である書記長の将来的な候補にも名前が挙がり、党の思想分野に精通した理論派だ。

 1月に国会で解任されたグエン・スアン・フック氏の後任。ベトナムは党書記長や国家機構トップの国家主席、首相らによる集団指導体制が慣例。60代と70代が支えるトップ4の一部で世代交代が進んだ形だ。

 党は50代の起用で、社会の中核を担う世代の党に対する関心を高めたい思惑。