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共同通信
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【ジャカルタ共同】果物の海外転売事業に出資すれば配当を上乗せするとうたって商品購入名目で日本全国から現金をだまし取った疑いで、愛知県警が詐欺容疑で逮捕状を取った岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」社長、山崎裕輔容疑者(42)がインドネシアに潜伏しているとみて同国当局が行方を追っていることが1日分かった。2021年に入国。昨年12月に警察庁が協力要請した。インドネシア警察当局者らが共同通信に明らかにした。
インドネシアでは昨年6月、日本の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして詐欺容疑で警視庁が指名手配した谷口光弘被告(48)=詐欺罪で公判中=を現地入管当局が逮捕、日本へ移送された。これを機に両国の捜査協力が活発化。山崎容疑者がインドネシアに入国後、出国した形跡がないことが昨年10月に判明した。
インドネシア警察当局者らによると、山崎容疑者は20年2月に香港に向けて日本を出国。タイなどを経て21年4月2日、空路でインドネシア首都ジャカルタに入国した。