NY州の電気・ガス、値上げの見通し
コン・エジソン「必要不可欠」
ニューヨーク州の電気料金が今後3年間で約12%、段階的に値上げされる方針だ。ガス料金も段階的に引き上げられ、約20%跳ね上がる見通し。ゴッサミストが2月下旬、伝えた。
コン・エジソンとニューヨーク州・市らが取りまとめた案が向こう数カ月以内に承認されれば、電気・ガス料金が値上げされることになる。パブリックコメントの期間を経た後、州内のガス・電気事業者などを規制する公共サービス委員会の最終承認を受けて、値上げされる流れ。
早ければ6月1日から新料金が適用される可能性があるとされる。今回の料金値上げは、ガスと電気の送電料にのみ該当する。これは、請求書の合計金額の一部に過ぎず、天候や電気・ガス需要、ロシアによるウクライナ侵攻などエネルギー分野に影響を与える世界的な事象によって左右される恐れがある。
コン・エジソンは、今回の料金値上げについて、必要なものであり、より環境に優しい未来に向けたニューヨークのビジョンに沿ったものであると指摘。声明では「サービスの安全性や信頼性、回復力を強化しながら、ニューヨークの気候目標を達成するためのエネルギーシステムを構築しており、この投資はこれらの目標を達成するために不可欠だ」と強調している。
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