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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米政権は2日、国家サイバーセキュリティー戦略を発表した。インターネットを基に監視国家をつくり上げた中国が「デジタル権威主義を広めて世界のネット環境をつくり替え、人権を危機に陥れようとしている」と非難。米国はサイバー空間で自由や民主主義の価値観を基にした目標を達成すると強調した。
戦略は、中国がこの10年でサイバー攻撃により知的財産を窃取するだけでなく、重要な先端技術を独占し米国の国益に脅威を及ぼす最強の戦略的競争相手になったと警戒。ロシアも世界の民主主義諸国への介入を繰り返し、北朝鮮も犯罪組織を使って暗号資産を盗み出していると指摘した。