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共同通信
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【ローマ共同】ギリシャ中部ラリサ近郊で起きた列車同士の正面衝突事故で、消防当局は2日、死者が少なくとも46人に上ったと明らかにした。ギリシャメディアが報じた。行方不明者も複数人おり、犠牲者が増える可能性がある。
ミツォタキス首相は1日のテレビ演説で「この悲劇は人為的ミスによるものだ」と述べ、専門家らによる調査委員会の設置を表明した。捜査当局は、運行管理に関わっていたとされるラリサの駅長を逮捕し、詳しい事故原因を調べている。
ギリシャでは鉄道網の老朽化が問題になっていたとされる。鉄道職員の労働組合は2日に全土で24時間のストライキを実施した。