北海道ニセコ町が宿泊税導入へ

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共同通信

 国際的なスキーリゾートとして知られる北海道ニセコ町が、ホテルなどの宿泊客に課税する宿泊税の導入を検討していることが2日、分かった。宿泊料の2%を徴収する「定率制」とする方向で、2023年度中に関連条例制定を目指す。導入により増える税収は年約2億円と見込む。

 町によると、新型コロナウイルス禍前だった18年度の町内宿泊客数は延べ約50万8千人。増収分は、北海道新幹線の札幌延伸も視野に、交通の充実など主に観光振興策に充てる。

 宿泊税の導入は、隣接する倶知安町に続き道内2例目。スキー場など主な観光資源を共有していることから、観光客や事業者らの混乱を防ぐため、税率をそろえた。