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共同通信
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【ニューデリー共同】20カ国・地域(G20)外相会合は2日、インド首都ニューデリーで、ブリンケン米国務長官、中国の秦剛外相、ロシアのラブロフ外相も同席し本格討議を行った。ブリンケン氏はウクライナ侵攻を続けるロシアに「世界の平和と経済の安定」のため撤退を要求。ラブロフ氏は米欧の「違法な制裁」を止める措置が必要と訴え、秦氏も米国を念頭に「陣営同士の対抗をするべきではない」と批判、激しく応酬した。侵攻を背景にした日米欧と中ロの対立が先鋭化した。
一方、米政府筋によると、ブリンケン氏はラブロフ氏と短時間、個別に接触。ウクライナへの支援を継続する姿勢を強調した。