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共同通信
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【ブチャ共同】ロシア軍が一時占領したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで男性8人が処刑されてから丸1年となった4日、現場のヤブロンスカ通りの建物前で追悼式が行われ、遺族らが「決して忘れない」と誓った。ブチャではロシア軍撤退後の昨春以降400人を超える市民の虐殺が明らかになっている。
建物裏手の壁に設置された8人の遺影と祭壇に遺族らが次々と献花した。8人は民間人で軍を補完する役割の領土防衛隊員7人と、彼らが身を隠した民家の家主。進軍してきたロシア軍に昨年3月4日、射殺された。
隊員らが連行される様子は付近の監視カメラが捉え、目撃者もいた。セルヒー・シェペチコ副市長は「ロシア軍の野蛮さを示す『戦争犯罪』で、証拠も残る。決して許さない」と強調し、ロシアの責任追及を訴えた。