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共同通信
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【テヘラン共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は4日、イランの首都テヘランでエスラミ原子力庁長官と会談した。イラン国営メディアが伝えた。IAEAが中部フォルドゥの施設で検知した核兵器級の90%に迫る濃縮ウラン粒子の問題を協議、イラン核合意の順守を求めたとみられる。
IAEAが報告書で指摘した濃縮度83.7%のウラン粒子について、エスラミ氏は4日の共同記者会見で「イランは60%を超える濃縮を行っておらず、特殊なもの」だと説明。故意ではないという従来の立場を強調した。グロッシ氏は「建設的な議論」ができたと述べた。両者は協議継続を確認した。