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共同通信
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楽天モバイル(東京)の携帯電話基地局整備を巡る詐欺事件で、同社が2019~21年に業務委託先の物流会社「日本ロジステック」(東京)に支払ったとされる約300億円のうち、正規の事業費を除く50億円以上が水増し分だった疑いがあることが5日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は楽天モバイルの元物流管理部長佐藤友紀容疑者(46)側に還流したとみて、金の流れの解明を進めている。
捜査関係者によると、佐藤容疑者は三橋一成容疑者(53)が常務だった日本ロジステックに対し、基地局整備に使うアンテナやコンクリート柱などの運送や保管を委託。運送用の車両数や倉庫の面積を水増ししたとされる。