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共同通信
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厚生労働省が医療法の関係省令を月内に改正し、病院などの医療機関が順守すべき事項に新たにサイバー対策を加えることが5日、同省への取材で分かった。4月1日施行を予定している。各施設に情報セキュリティー強化を促し、被害を未然に防ぐことで診療体制を確保する。
病院が身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」などによるサイバー攻撃を受けると、保管している情報が流出したり、電子カルテが使えなくなったりして病院運営や患者に大きな影響が及ぶことがある。実際に手術や新規患者の受け入れを一時中断した施設もあり、対策の重要性が高まっている。