米大統領、投票権擁護訴え

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共同通信
5日、米アラバマ州セルマで演説するバイデン大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は5日、1965年に南部アラバマ州セルマで投票権擁護を求めて行進中の黒人らを白人警官が弾圧した「血の日曜日事件」から7日で58年となるのに際して同地で演説した。「民主主義の最低条件である基本的権利が攻撃されている」と述べ、投票要件を厳しくする州法を各地で成立させている野党共和党を批判した。

 バイデン氏はトランプ前大統領の名指しはせずに、2020年大統領選は不正だったとの「大うそ」や「選挙否定派」によって投票権擁護に逆行する法律が各州で成立したと懸念を示した。