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共同通信
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【カフラマンマラシュ(トルコ南部)共同】トルコ・シリア大地震は6日で発生から1カ月が過ぎた。トルコ政府は現金支給などの生活支援策を急ぎ、エルドアン大統領は被災者に「寄り添う」と強調する。国民が長引くインフレに疲弊する中、支援が十分に行き届くかどうか先行きは不透明だ。
両国の犠牲者は5万2千人を超えた。隣国シリアでは内戦の影響で国際支援の遅れが目立つ。窮状は深まる一方で、被災者向けのテントが届いていない人々もいる。
トルコ政府は被災家族に1万トルコリラ(約7万2千円)の現金支給を決め、これまで106万世帯に給付。被災地から転居した家族には1万5千リラを支援する。