多量のタリウム準備か

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共同通信

 女子大学生にタリウムを摂取させ殺害したとして、殺人容疑で不動産賃貸業宮本一希容疑者(37)=京都市左京区=が逮捕された事件で、女子大生の吐しゃ物などから致死量のタリウムが検出されたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。体内にも残っていたとみられ、大阪府警は宮本容疑者が確実に殺害するため、多量のタリウムを準備したとみて調べる。

 捜査関係者によると、殺害された立命館大3年浜野日菜子さん(21)=京都市北区=は昨年10月11日、自宅で宮本容疑者と飲酒後に体調が急変。翌12日に心肺停止状態で病院に搬送され、3日後に死亡した。死因はタリウム中毒による急性呼吸窮迫症候群だった。