教育実習中に暴言パワハラ受けた

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共同通信
教育実習中に指導教員から暴言のパワハラを受けたとして、記者会見する女子学生=6日、高知市

 高知県立高知南高で教育実習した高知市在住の女子学生(22)が6日、市内で記者会見を開き、指導教員から「帰れ」など暴言のパワハラを受けたと訴えた。県教育委員会は1日の県議会でハラスメントを認めたが、被害者への報告はない。学生は「教師を目指す人に同じような苦しい思いをしてほしくない」と話し、説明と改善を求めた。

 県教委によると、学生は2021年10~11月に保健体育担当の男性教諭から指導を受けた。教諭は11月4日、他の教員の前で「単位はない。帰れ」「俺がどんだけ我慢してきたか」などと大声で怒鳴ったという。

 学生は、心療内科でストレスによる体調不良と診断されたと明らかにした。