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共同通信
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東日本大震災の教訓を伝える震災遺構など伝承施設への来訪者が増えている。宮城県石巻市の公益社団法人「3.11メモリアルネットワーク」の調査(速報値)によると、昨年に岩手、宮城、福島3県の35施設を訪れた人は計約115万人。新規開設による施設増や、新型コロナウイルス禍からの人出回復が後押しし、過去最多となった。
同ネットワークの担当者は「ぜひ直接足を運んで震災発生から12年が経過した地域の空気を感じ取り、自分事として日ごろの防災に生かしてほしい」と話している。
各地の伝承施設は、震災関連資料を収集・展示したり、津波で被災した建物を見学できるようにしたりしている。