日本、7年連続ワースト2

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共同通信
東京・渋谷のスクランブル交差点をマスク姿で行き交う人たち

 【ロンドン共同】英誌エコノミストは7日までに、先進国を中心とした29カ国を対象に女性の働きやすさを指標化した2022年のランキングを発表した。首位のアイスランドをはじめ、上位4カ国を北欧諸国が占めた。日本は28位で、最下位は韓国。日韓両国は少なくとも16年から7年連続で、同じ順位に甘んじている。

 日韓両国について同誌は、女性がいまだに「家庭と仕事のどちらかを選ばなければならない状況」にあると指摘した。

 給与や教育の水準、労働参加率それぞれの男女格差など、10項目を基に順位を付けた。女性の活躍を妨げる意味の「ガラスの天井」の指標として毎年実施している。

 日本は29カ国の中で、有給による父親の育児休暇の取得状況について最も良好だったものの、給与水準の男女格差、企業の要職や国会議員に占める女性の割合では、いずれも最悪か、最悪に近い水準にとどまった。

 全体の上位は、昨年まで2年連続で首位だったスウェーデンが2位、フィンランド、ノルウェー、ポルトガルと続いた。