東京円、137円台前半

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共同通信

 8日午前の東京外国為替市場の円相場は、円がドルに対して急落し、1ドル=137円台前半で取引された。一時、昨年12月中旬以来、約2カ月半ぶりの円安水準を付けた。前日にFRBのパウエル議長が、金融引き締め再加速の可能性を示したことから円売りドル買いが進んだ。

 午前10時現在は前日比1円54銭円安ドル高の1ドル=137円28~31銭。ユーロは19銭円高ユーロ安の1ユーロ=144円85~88銭。

 パウエル氏は7日に米議会で、このところの経済指標がインフレ圧力の高まりを示しているとの見方を表明。市場ではパウエル氏の発言をきっかけに、日米金利差の拡大を意識したドル買いの動きが出た。