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共同通信
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日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は7日、核兵器禁止条約に日本が参加するよう求める累計109万8810人分の署名目録を外務省に提出した。田中熙巳代表委員(90)は「核兵器で壊滅的な被害が出ると一番知っているのは日本。先頭に立って努力しなければならない」と訴えた。
田中氏は、日本が議長国を務める5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で「各国の首脳たちに、被爆の実相を知る機会をつくるのが最大の任務だ」と指摘。ウクライナ侵攻を続けるロシアが「核を使うこともあり得る」との危機感を示し、政府が歯止めをかけるよう求めた。
外務省側は「しっかりと受け止める」と応じるにとどめた。