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共同通信
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【ニューヨーク共同】7日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反落し、前日比574.98ドル安の3万2856.46ドルで取引を終えた。下落は5営業日ぶりでほぼ全面安となり、下げ幅は一時590ドルを超えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ加速観測が広がり、景気の先行き懸念から売り注文が膨らんだ。
FRBのパウエル議長はこの日の米議会上院の公聴会で、経済指標がインフレ圧力の高まりを示した場合は「利上げを加速する用意がある」と強調。高水準の政策金利が長期化し、景気後退に陥るとの警戒感が強まった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、145.41ポイント安の1万1530.33。
個別銘柄では、小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス、建設機械のキャタピラーの下落が目立った。医薬品のメルクは買われた。