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共同通信
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野球の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表が9日、東京ドームで1次リーグB組初戦の中国戦に臨み、3大会ぶり3度目の優勝へ船出する。大谷翔平(エンゼルス)やダルビッシュ有(パドレス)、昨季史上最年少で三冠王に輝いた村上宗隆(ヤクルト)ら豪華なチームにファンだけではなく、球界からも覇権奪還を期待する声が上がる。
2006年の第1回大会で監督を務め、初代王者となった王貞治ソフトバンク球団会長は日本のレベルアップを認め「(世界の強豪と)実力は対等。日本の方が団結する気持ちが強い。何とかチャンピオンに返り咲いてほしい」と願う。
第2回大会で連覇に導いた原辰徳巨人監督は「日本はチームプレー、犠牲心が優れている。僅差の試合で良さを発揮する」と勝負強さを指摘。前回の第4回で日本を率いて準決勝で敗退した小久保裕紀ソフトバンク2軍監督は「夢があると感じるチーム編成。世界一になる姿を僕もイメージしている」と思いを託した。